同じ相場なのに、画面で高値と安値がちがう ── SBI FXトレードのチャートは売る値段、レートは真ん中の値段

コラム
ランド投資の基礎
その⑤
2026.09.28

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SBI FXトレードの取引画面には、その日の高値と安値が2か所に出ています。チャートの日足と、注文を出す2WAYパネルです。同じ相場の同じ1日なのに、この2つの数字はほぼ毎日ちがいます。ふだんは気にならない差ですが、自分で決めた線のすぐそばでは、「割った」と「届いていない」が画面によって分かれます。なぜちがうのか、SBIの説明と、9月の日記の数字を並べて書きます。

同じ日の高値と安値が、2か所でちがう

9月25日(金)の南アフリカランド円です。チャートの日足と2WAYパネルの数字を並べました。

9月25日 チャートの日足 2WAYパネル 差
高値 9.6947 9.6972 0.25銭
安値 9.6051 9.6089 0.38銭

高値も安値も、パネルのほうが高く出ています。差はどちらも1銭に届きません。1万通貨なら25円と38円です。

ところが、この日のわたしの買いの線は9.6087でした。チャートの安値9.6051は線を0.36銭割っていて、パネルの安値9.6089は線の0.02銭上で止まっています。同じ日の同じ相場で、見る画面によって「買いの合図が出た日」にも「出なかった日」にもなります。

答えはSBIの「よくある質問」にあった

SBI FXトレードの「よくある質問」に、そのままの問いがありました。答えを短くまとめると、次のとおりです。

📌 SBI FXトレードの説明(要約)
  • レート(2WAYパネル)の高値・安値は、BidとAskのMid(中央値)です。
  • チャートの高値・安値は、BidかAsk、表示しているほうの価格です。
  • そのため、2つの高値・安値は一致しません。

Bidは売るときの値段、Askは買うときの値段です。その差がスプレッドで、南アフリカランド円は0.78銭でした(9月25日の引けの画面)。わたしのチャートはBid表示にしているので、チャートの高値・安値は「売る値段」の高値・安値です。パネルはその真ん中、つまりBidにスプレッドの半分を足した値段で記録しています。

9月25日の引け 値段 何の値段か
Bid 9.6351 売るときの値段(チャート)
Mid 9.6390 BidとAskの真ん中(パネルの高値・安値)
Ask 9.6429 買うときの値段

スプレッドが0.78銭なら、MidはBidより0.39銭高くなります。9月25日の安値で確かめると、チャートの安値9.6051に0.39銭を足して9.6090です。パネルの安値は9.6089で、0.01銭しかちがいません。

同じ瞬間に、値段は3つある。
売る値段、買う値段、そのあいだ。

9月後半の差を並べてみた

日記では毎日、両方の数字を書き留めています。9月17日から25日までの7営業日の差(パネル−チャート)です。

日付 高値の差 安値の差
9/17 0.25銭 0.39銭
9/18 0.25銭 0.44銭
9/21 0.25銭 0.44銭
9/22 0.39銭 0.44銭
9/23 0.39銭 0.25銭
9/24 0.25銭 0.39銭
9/25 0.25銭 0.38銭

14の数字のうち、スプレッドの半分にあたる0.38〜0.39銭は5つです。残りは0.25銭が6つ、0.44銭が3つでした。7日とも、パネルのほうが高く出ています。

0.39銭はMidの説明どおりです。0.25銭と0.44銭になる理由は、わたしにはまだ分かりません。スプレッドが時間帯によって変わるのか、チャートとパネルで1日の区切りの時刻がちがうのか、SBIの説明には書かれていません。

もっと大きくずれた日もあります。9月4日は高値の差が2.55銭、9月16日は1.12銭でした。この2日も理由は分かっていません。分からないことは、分からないまま記録しています。

線のすぐそばでだけ、判定が変わる

差は1日に0.25〜0.44銭ほどです。線から離れた日なら、どちらの画面を見ても答えは同じです。判定が割れるのは、高値か安値が線から0.5銭以内に来た日だけです。日記の中で、そういう日が何度かありました。

日付 線 チャート パネル
8/31 買い 9.8666 安値が0.37銭下(割った) 安値が0.02銭上(届かず)
9/4 利確 高値が1.77銭下(届かず) 高値が0.78銭上(超えた)
9/25 買い 9.6087 安値が0.36銭下(割った) 安値が0.02銭上(届かず)

8月31日と9月25日は、ほとんど同じ形です。チャートでは割っていて、パネルでは0.02銭届いていません。9月4日は差が2.55銭と大きかったので、逆にパネルでだけ利確の線を超えていました。

3つの値段の、どれで線を見るか

実際に売買する値段は、売るときがBid、買うときがAskです。9月25日の安値の瞬間を、3つの値段で並べるとこうなります(Askはスプレッド0.78銭で計算した推定です)。

9月25日の安値 値段 買いの線9.6087との差
チャート(Bid) 9.6051 0.36銭下
パネル(Mid) 9.6089 0.02銭上
買える値段(Ask・推定) 約9.6129 0.42銭上

いちばん安い瞬間でも、実際に買える値段は線の0.42銭上でした。チャートで「割った」日でも、その値段で買えたわけではありません。

売るほうは話が逆です。利確はBidで約定するので、チャート(Bid)の高値が利確の線を超えていれば、その瞬間は線の上で売れる値段がついていたことになります。

この日記では、線の判定をチャートの日足で行い、線をまたぐ日だけは両方の画面の数字を書く、と決めています。どの値段で見るのが正しいかではなく、毎日同じものさしで記録するためです。ものさしが途中で変わると、「合図が何回出たか」を比べられなくなります。

📌 まとめ
  • ①SBI FXトレードでは、チャートとパネルで高値・安値の値段の種類がちがいます。チャートは表示しているBidかAsk、パネルはBidとAskの真ん中(Mid)です。
    チャートは売る値段。パネルは真ん中の値段。
  • ②差はふだん1銭に届きません。9月後半は0.25〜0.44銭で、7日ともパネルのほうが高く出ました。0.39銭はMidで説明がつき、0.25銭と0.44銭の理由はまだ分かりません。
    説明がつく差と、つかない差がある。
  • ③判定が割れるのは、線のすぐそばの日だけです。買うときの値段はAskなので、チャートで割っても、その値段で買えたとはかぎりません。ものさしを1つに決めて、割れた日は両方を書いています。
    線から遠い日は、どの画面でも答えは同じ。
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チャートは売る値段、パネルは真ん中の値段。 — こども部屋おじさん
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